債務整理をすると300万円の借金はどうなる？

債務整理を行うと借金の残高を減らしてもらえることはよく知られていますよね。
それでは実際にどのぐらいの金額が減額になるのかを具体的なケースで考えてみましょう。
ここでは年利率10％の借金300万円があった場合を考えます。
まず、債務整理のうち「任意整理」を選択した場合を考えましょう（債務整理には任意整理・個人再生・自己破産の3つがあります）。
人整理の場合は債権者それぞれと減額の交渉を行うのでいくら借金が減るか？はその交渉次第ということになりますが、一般的には「利息の免除」という形で交渉がまとまることが多いです。
この場合、上記の借金だと利息分である300万円×10％＝30万円を減額してもらえることになります（1年間で借金を返した場合）
次に、個人再生を行った場合を考えましょう。
個人再生は借金残高がいくらあるか？によって減額される金額が法律で決まっています。
300万円の借金の場合は100万円まで減額してもらうことができます。
最後に自己破産ですが、自己破産の場合には借金全額について免除をしてもらうことが可能ですので、借金の減額は300万円ということになります。
いずれの債務整理でも専門家に依頼した場合には専門家に対して支払う費用も発生するので注意しましょう。